case学校法人江戸川学園 庄和こばと幼稚園

学校法人江戸川学園 庄和こばと幼稚園

園長 中村美智代様

学校法人江戸川学園 庄和こばと幼稚園

園長 中村美智代様

学校法人江戸川学園 庄和こばと幼稚園
URL https://skobato.com/
住所 〒344-0112 埼玉県春日部市西金野井1839
事業の種類 私立幼稚園
定員 300名

埼玉県春日部市、のどかな住宅街の一角に位置する庄和こばと幼稚園。

園内を歩けば、のびのびと遊ぶ子どもたちの姿が目に入る。子どもたちの明るい笑い声が心地よく響いており、私達が歩いていても「なにしにきたのー?」と声を掛けてきてくれる。「活き活きとした子ども達」という園の教育目標が自然と伝わってくる。
先生たちも、子どもたちと同じように活き活きとしている。園長先生の穏やかな眼差しが園全体を優しく包み込み、「子どもたちの笑顔を見るのが本当に幸せなんです。」お話しする際の笑顔が、まるで大きな家族のような園のあたたかい雰囲気を物語っているようだ。

お話しいただいたのは園長の中村美智代先生。インタビュアーはリンクエイジの大野。

Q庄和こばと幼稚園ならではの特色ある活動や行事があれば教えてください。

1人で何かに黙々と取り組むことも大切ですが、幼稚園ではたくさんのお友だちと過ごす中で、さまざまな関わり方を経験できるような活動を大切にしています。
お友だちの力って本当にすごいんです。子どもたちに「自分1人だけではできないことも、お友だちがいればなんでもできる」という感覚を持ってもらえるといいなと思っています。

特色のある行事として、庄和こばと幼稚園の運動会では「チーム戦」を行っています。1つのクラスを紅白に分け、最年少から年長までの子どもたちが紅白チームで競い合います。子どもたちも保護者も、学年の枠を越えて同じチームの仲間を応援し合います。 一方、同じクラスの中に勝ったチームと負けたチームの子が混在しているので、自分のチームが勝って嬉しい反面、すぐ隣には負けた子もいるんですよね。子どもたちは喜びと同時に葛藤を感じるようです。

年齢が上がるにつれて、この経験が積み重なり、勝敗に対する反応も変化していきます。年長になると、勝利の喜びを抑えて負けたチームの子を励ます姿も見られたり、思いやりの心が育まれていく様子を感じます。
「思いやりを持った優しい子になってほしい」と言葉で伝えるのは簡単ですが、これにはこういった”経験”がすごく大切ですよね。

他には、特に”出会い”の季節となる1学期に、ぬたくり(全身を使ったダイナミックな絵具遊び)などの派手な遊びを積極的に取り入れています。これらの活動では、子どもたちが存分に自己表出を行い、緊張を解いて、安心して過ごすことを期待しています。新しい環境でも、家庭で見せるような自然な笑顔や素直な反応を見せてもらえるよう工夫しています。 安心を得ることで、他の子どもたちとの交流がより円滑になり、豊かな人間関係を築く基礎となると考えています。

Q保育を行う上で、先生たちが大切にしていることを教えてください。

私たちが大切にしているのは、「子どもたちから学ぶ」という姿勢です。
数年前に保育内容を大幅に変更する機会がありましたが、その際に新たな方針を実際に取り入れる決断をする上でも、子どもたちの反応が大きな後押しとなりました。

研修や勉強会を通じて漠然とした理想像を描いてはいたものの、具体的な進め方については模索していた時期が長くありました。しかし、新しい手法を少しずつ試す中で、子どもたちの反応や笑顔が明らかに変わっているのを見て、改革が加速しました。

Qどんな保育に変わったんですか?

子どもたちが「主体的に」活動できる場であること、ともに育ち合える場であることを目指しています。
例えば、みんなで絵を描くとき。どうしても失敗させたくなかったり、少しでも見栄えが良くなるように、つい大人が手伝いたくなることもありますよね。エールを送りすぎてしまうというか。

でも、材料だけを用意して子どもの好きにさせてみると、みんなが「その時のその子の最高!」みたいなところを出してくれるわけですよ。そうすると、描いた絵を並べて飾ってみたとき、自分の作品がどれだったかすぐにわかるんですよね。嬉しそうな笑顔で「ぼくのこれ!」と指差します。大人が手伝いすぎてしまうと、そうはいきません。

発表会にしても、誰かに見せるための演技ではなく、子どもたちが主体的に取り組むことを大切にしています。当初、たとえ知らない物語でも「子どもたちが楽しんでいることがよく伝わってきた」と保護者の方に言われました。

私たちは何よりも子どもたちの笑顔が見たいんですよね。

発表会の本番のあとは、役を入れ替えた「ミニミニ発表会」も行います。子どもたちがお互いをよく観察しているので、すぐに新しい役を演じられ、演技に磨きがかかることもあります。 場面が展開する時には、子どもができる範囲で小道具の入れ替えを行うのですが、お互いに「こんなに大変だったんだね、ありがとう。」と労う姿が見られます。 そういう姿を見ていると、本当に幸せを感じるんです。

Qメモリッジの導入のきっかけや、導入後の感想を教えてください

メモリッジの導入は、研修会での吉奥会長との出会いがきっかけでした。リンクエイジさんが保育に対して深い理解を持っていると感じ、その姿勢が撮影にも表れていると思います。よく撮影に入ってくれるフォトグラファーの方は、余計な声掛けをせず、子どもたちの世界に自然に溶け込んでくれる点が大変助かっています。カメラ目線でピースした写真も可愛いですが、カメラを意識しない自然な姿の写真が一番素敵ですね。

Qこれからのリンクエイジに期待することは何ですか?

営業担当の方からの多様な情報提供が非常に助かっています。写真販売やアルバム制作以外にも、Web広告や園のオリジナルグッズ制作など、幅広い分野でのサポートやご提案をいただいています。今後も新しい情報や提案に期待しています。