case社会福祉法人長円寺福祉会 中村保育園

社会福祉法人長円寺福祉会 中村保育園

園長 宇都宮 美智子様

社会福祉法人長円寺福祉会 中村保育園

園長 宇都宮 美智子様

社会福祉法人長円寺福祉会 中村保育園
URL https://nakamura-kids.ed.jp/group/
住所 〒453-0053 愛知県名古屋市中村区中村町字加藤屋敷3番地
事業の種類 私立認可保育園
園児数 290名
職員数 約60名

名古屋駅から電車を少し乗り継いで、碁盤の目のようにきれいに並べられた区画。
中村公園駅から徒歩5分。素敵な和菓子屋さんを横目にお寺とモダンなコンクリートの建物が見えてくる。
今日はお天気もよく、園庭でテントを張ってみんなでお弁当を広げて食べている。とても幸せそうな家族のような園。
温かい目で見る園長。先生たちも楽しみながら、とある先生はカメラを持ちながら、ピクニックシートを広げお昼ごはんを楽しんでいる。
そこには「こころポカポカ 個性スクスク」が溢れ出る。

長年のお付き合いのある美智子園長。お会いすると「こんなことしているのよ!なんか一緒にできないかしら!?」
常に前を見ている視線と行動力。
お話頂いたのは、園長の宇都宮 美智子先生。インタビュアーはリンクエイジの大野。

Q中村保育園ってどんな保育園なんですか?

「家族のような園」を意識しています。

園のモットーでもある「こころポカポカ 個性スクスク」という言葉の通り、多様な子ども(個性)を受け入れるために多様性のある職員を家族として受け入れています。新人のお姉さん先生から、おばあちゃん先生までいる大きな家族のような園です。
園児数も多く、色々な個性を持っている子どもたちがいるので利用する方が安心できるような環境を整えています。

Q多様性の最先端のような保育園ですね

たとえば、外国人の子どもが言葉の問題などが原因でなかなか受け入れ先が見つからないといったことがあるんです。言葉の壁を乗り越えることで受け入れられるならば、同じ文化や言葉を理解できる先生を採用して解決しようと考えました。その解決方法こそ、「外国人の先生を採用する」ということでした。

小さなお子さんを育てながら海外(日本)で生活をするということは、本当に大変なことですよね。その大変さに共感しながら、文化や言語の違いを共に解決していけるような先生がいるということは、保護者にとっても子どもたちにとっても大切なことだなと感じています。

ところが、いざ採用しようとしても、採用にはビザや就労の問題があったので、多くの課題をクリアにしなければいけませんでした。
現在は、様々な機関の方々のご協力もあり、外国人の先生の採用が実現できています。

Q外国人の先生も活躍されているんですね!?

そうなんですよ。全国的にも珍しい取り組みだと思います。
とはいえ、外国人だからとか、日本人だからという違いだけで採用しているわけではありません。
色々な背景を持つ先生がいるということは、それだけたくさんのことを理解できる先生がいるということです。当園には、外国人保育士の他にも、障がいをもっている先生も活躍していますから、障がいを持つお子さんのご家族にも寄り添った保育ができるようにと、スタッフが一丸となって取り組んでいるところです。
目の前の子どもたちの「こころポカポカ 個性スクスク」が第一だからこそ、私たちが多様な先生たちであることが重要です。受け入れる環境を整えることを大切に考えています。

Q先生たちが保育で大切にしていることはなんですか?

まずは、先生が楽しくあるべきだと思います。

先生たちが笑顔だと、子どもたちもニコニコ笑顔になります。
その上で、先生として入ってきたときの気持ちを忘れないでほしいですね。
お仕事に慣れてくると、一つ一つの保育に対する丁寧さとか、懸命さが薄れてきてしまう部分もあると思うんです。

例えば、絵本の読み聞かせ。きっと新人の頃だったら、前日にどの絵本を読もうかな?と、前もって準備をされると思いますが、慣れてしまうことで、そういった先生方の「ワクワク」した気持ちや一生懸命さを忘れてしまいがちですよね。
ですから、初心を忘れずに、どんな時も子どもたちのために精一杯頑張ってくれる先生でいてほしいと思っています。
親にいい顔を向けるのではなく、子どもたちから「この先生が好き!」と言ってもらえるようにならなきゃいけないよ、と伝え続けています。

子どもたちに愛される先生でいるということですね。

もちろん、子どもたちのためだけでなく保護者が困っていることも解決してあげられるような環境を作りたいと思っています。

現在では、様々な保育ニーズに対応するために、休日保育、長時間保育、障がい児保育だけでなく、地域の子育て支援センター(子育て支援センターなかむら)なども開設しています。
「子育て支援センターなかむら」では保育士だけではなく看護士からのアドバイスも可能になっています。
地域の人から中村保育園にくればあれもできる、これもできると感じて欲しいなと思っています。

美智子園長は、保育環境を整えるスペシャリストですね。

いえいえ、私だって完璧になんでもできるわけではありません。
だけど、保育環境を整えるためには、妥協もしたくありません。

苦手な部分も埋められるように本物の「スペシャリスト」の力を借りたりもしています。子どもたちには、楽しみながら色々な体験をしてほしいし、様々な人と出会ってもらえたらと思います。

本物の音楽に触れるために音大の先生を招いたり、武術の素晴らしさを学ぶためにもキックボクシングの世界チャンピオンにまでお声かけしたりしていて、特別講師として様々な分野の方からご指導と支援を頂いております。

人と人とのつながりを通して、ホンモノの体験をしてほしいと常日頃考えて実践させていただいてます。

Q写真等の販売でどんな課題がありメモリッジで解決されましたか?

当時は写真を貼り出して掲示するのが当たり前でした。
でも、多くの保護者がお迎えにいらっしゃるのは夕方の時間帯ですから、写真を見る時間が重なるため大渋滞になってしまっていたんです。
壁に掲示すると、先生たちにも負荷がかかっていましたので課題と感じていました。

どうにかならないかなって思っていたところにメモリッジのことを知りました。
望んでいたタイミングだったのもありますし、お声がけさせていただいたのを覚えています。

Q様々な写真撮影の会社やシステム会社がありますが、弊社の決め手ってなんでしたか?

撮影に関しての考え方と機能面、そして価値観が合う!というのが決め手でした。

担当の方のお話を聞いていて、子どもの撮影方法はもちろんのこと、リンクエイジの大切にしている価値観と私たちの大切にしていることがバチッと来たのを覚えています。

導入後は写真販売の掲示の手間もなくなり、保護者の元にスムーズに写真を届けることができています。いつも素晴らしい写真をたくさん撮ってくださるので本当にありがたいです。
「思った通り!」の写真が多いのは、子どもの撮影方法に精通したフォトグラファーばかりだということですよね。

最近ではフォトグラファーさんの園への理解が深まり、一から説明しなくても「理解してもらえている!」と実感することができるので安心感があります。
特に、大きな発表会やイベントでは、私たちも撮影の説明をする暇もないくらい大忙しですから、こちらの希望を理解して撮影してもらえて助かっています。

また、販売サイトについても「顔検索」がついていたりと、ユーザー目線で探しやすいようなサイトにしてくれているんだな!と感心しています。

Qこれからのリンクエイジに何を期待していますか?

一定の子どもたちしか経験できていないことを、全ての子どもたちに経験させてあげたいと常に思っています。

例えば、七五三のイベントで、子どもたちに着物を着てもらって写真を撮ってあげてほしいです。
ただ様々な要因で子どもたちがその写真を撮影できないことがあります。
園で希望者を募ったイベントとして行えば、いろいろな事情の子どもでも撮影してあげられると考えています。

また、園の保護者の方で着物屋さんがいらっしゃるので貸衣装としてコラボすることで、着物文化にも子どもたちが触れることができ、受け継がれていくんじゃないかなって思います。

そういった記念撮影ができるイベントがリンクエイジさんと一緒に実現し増えると嬉しいのでぜひ一緒にコラボレーションできればと思ってます。